サンクリレビューなのです!

 というわけで、どっかのキャラ風に言ってみました。
 今回のサンシャインクリエイションは、やはりジャンル拡散。
 いくつかのジャンルが乱立する形となりました。

 強かったのは、やはり終了直後の『らき☆すた』『なのは』。
 らきすた勢は前回にくらべやや後退した印象がありますが、
 なのは勢は今回やや勢力を強めた模様。
 収まりきっていないお話が、同人を活性化した結果に。

 そして『初音ミク』の台頭!
 どっかしらでどこかしらにいる。恐るべき電波女。


 一方、案外に勢力が伸びなかったのが、
 『グレンラガン』『クラナドリトルバスターズ
 前者は番組終了、後者は開始で、押してくるかと思いましたが、
 そこまででなかった。後者は冬コミの伸びに期待か。

 著しく落ちたのが、
 タイプムーン勢、トゥーハート勢、ルルーシュ勢、ハルヒ勢。
 どれもまだ一島を形成するだけの力はありましたが、
 勢力を保つには至らず。
 トゥーハートは今後アナザーデイズもあったりするので、
 盛り返しそうですが……。
 タイプムーンの減り方にはちょっとびっくりしたなぁ……。

 あとはひぐらし勢が若干後退、東方勢がやや拡大。
 地味に残るマリみてなど、というところでしょう。


 前々から言っているとおり、ジャンルが拡散するのはよい傾向。
 とはいえ、今回顕著だったのが、
 「おお、これで同人やってんのか!」てタイトルは少ない、
 という部分。
 往年の人気作が幾つも並んだという印象です。
 一大勢力で染まるよりは面白いのですが、
 何か違うことをするあたらしいサークルさんが欲しいところ。

 しかし、最近サンクリ出展者の固定化が始まっているとのこと。
 コミケでもそうだったんですが、
 売る側も買う側も、若者がいません。
 少子化の波、というよりは、世代の波でしょうか。
 人が集まってやる同人誌祭りというのが、
 時代に合わなくなっているのかもしれません。

 なんというか、伝統芸能を守る町内会の気分ですが、
 実際のところまさにそれで、イベントの意義自体、
 いま問いかけられているように思います。

 創作のイベントってなかなかないものなんで、
 好きな人はいい刺激になると思うんですが……。
 一人で書いてネットに挙げるってのもなぁ……。

 あとは、質?
 背景白い人増えたなぁ。
 以前の同人誌には、
 開いた瞬間「うわ、ここまでやるとは!」
 って本もあったと思うんですが、
 それも少なくなっているのかも……。
 そのあたりは、まだライトな部類の人間なので、
 はっきりとは語れない部分なのですが。