ガンダムUC(上)

機動戦士ガンダムUC 1 (1) (角川コミックス・エース 189-1)Book機動戦士ガンダムUC 1 (1) (角川コミックス・エース 189-1)


著者:福井 晴敏

販売元:角川書店
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 ガンダムUC
 名前の通り、ユニバーサルセンチュリーシリーズの
 最新作となるガンダムです。
 しかし、ついに福井さんはガンダム書いたのか……。
 
 して、内容!
 まだ、上巻なので、下巻に期待。
 いや、まさか上巻が、

 『ヒロインと一緒にいた主人公が、
 家から追い出されて終り』

 というしょっぱい絵面で終わるとは思わなかったので。
 人物の動きや物語の波に関しては下巻とセットで。

 ユニコーンもまだしっかり出てきてないし。
 しかし、
「念のため超硬スチールで四肢を封じられている」 が
ユニコーンがフルパワーを発揮すれば、
 この程度の拘束は引きちぎってしまうかもしれない」
 って……。
 え、ノリがスーパーロボットなんですが。
 しかも暴走する系。エヴァンゲリオン
 なるほど、福井氏は好きそうですな。
 
 ともかく。
 この小説のウリ&圧巻なのは、生々しいリアルな科学描写。
 最初の宇宙船燃料漏れのシーンで、
 ちゃんと宇宙空間に流れ出した燃料が凍ってたり。
 人口重力の作り方を細かく書いてみたり。
 ガンダムの世界へのSF的部分へのこだわりが感じられます。

 その割に、ミノフスキー粒子とか普通に名前だけ出て、
 「あっれー?」とか思ったりするわけですが。

 近いうちに下巻もレビュりますので続きはそのときに。