三十三間堂+ようやく安定の兆し



私立!三十三間堂学院 (電撃文庫)


私立!三十三間堂学院 (電撃文庫)


著者:佐藤 ケイ

販売元:メディアワークス

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 いろいろ詰まっていた仕事が、ようやくひと段落。
 といっても、土日出勤の要素が消えただけで、
 まだ、もうちょっとかかりそう。

 さていろいろあって、上記の書籍を3巻まで読了。
 結構続巻がでているので、遡るのは厳しい……。

 しかし、最近時間のなさから連作長編ラノベ
 かなりスルーしてきたし、リハビリも兼ねて。
 読み続けてるのって、フルメタくらしかないしなー。

 あとは単巻完結が多い……。
 というかそもそも今数読めてない(汗)。 
 時間ないと、どうしても漫画か映像に流れがちです。

 さて内容れびゅを。

 元女子高に、男一人の転入生というベタな展開。
 その男が完璧超人で、皆ベタぼれというお約束。
 
 しかし、女性徒がそのために派閥で争ったり、
 他人の出足を見ながら策を編んだりするのは、
 なかなか斬新でコミカル。

 少なくとも3巻までは、
 ヒロインキャラ暴走→未曾有の事態→なんとか収束、
 という王道な流れをやっている。安定性も高い。
 非常に理想的な作り方をしていると思います。
 もちろんこれは、単調で面白みに欠くともいえます。
 が、意表をつくタイプの作品ではないのでいいかと。

 ただ、個人的に一番気に入らないのが、
 表が1枚絵、裏がキャラ紹介になっているジャバラ。
 読みなれるといいんですが、キャラクターが多くて、
 キャラ紹介を参照するとき、非常に都合が悪い。
 
 普通のカラーページにするか、
 もうちょっと検索性を考えたつくりにして欲しいなぁ。
 あ、でも3巻の「前回までのお話」コーナーはわかり易い。
 連作にとっつきやすくなります。

 今まで読んだトコロでは、3巻が面白かったかなぁ。
 1巻は抗争が面白かったけど詰め込んだ感も強く、
 2巻はちょっと新キャラと後半の状況がイマイチ。
 その点3巻は戦術性が強く、キャラの動きもよかったので。
 いや……僕がなれただけかなぁ。

 しかし、新キャラで押していくと頭打ちしそう。
 既存キャラに視点を戻すと、派手な抗争にいきにくい。
 安定している分、後の展開が読めない作品だなぁ……。

 とりあえず先を読んでみますか……。