リトバス第二夜:本好きの気持ちはわからないでござるの巻

 6月後半から激変を迎えた現在の仕事ペースですが、
 ココへ来て一種の安定というか、
 単純に僕がなれたというか、そういった感じです。
 少しずつですが、積み小説の消化も開始しました。

 僕はいわゆる本の虫、ではなく、
 本を読むと消耗するタイプの人間です。
 本に「吸われる」感覚がある。
 あれこれ考えたりと楽むのですが、同時に疲労もある。
 体力・精神が健常でないと到底まともに読めません。
 
 でも、仕事を十数時間もこなして、
 その上で本を月何冊も読みこなす人もいる……。
 ちょっとわかりません。
 読書って、とんでもなく疲れません?
 それとも、僕の認識が変なのですかねぇ。

 
 さて、前置きはともかく、
 リトバス第二夜はその本の虫な女の子の話。

 西園美魚
 いわゆる、物静かな文学少女って感じのキャラ。
 でも、BL好きといういかがわしさ、
 妙なしたたかさをもった、案外愛嬌のあるタイプです。

 今回はフラグ選択肢っぽいところでセーブしていたので、
 案外短時間でシナリオを見ることができました。

 まあ、前回のクドの如く軽く流すとしたら、
 このシナリオは非常に分りやすかったです。

 野球編からの伏線もありましたし、テンポも良し。
 作中に登場するミステリのトリックを反映させた演出も、
 かなり効果的でGOODでした。
 ちょっと深入りすると、
 作中内で主人公が述べた不安感というかを、
 プレイヤーの立場で確かに感じられるというか……。
 ともかく、上手い。
 ノベルゲームの性質を生かした手法だと思います。 

 最終的な話の中核・オチも明確で、
 抽象的故に好みが分かれるクドEDに比べると、
 一本筋が通っている感じ。
 
 とはいえ、野球編が一日刻みで進むせいか、
 日付けの跳躍による違和感や、
 展開の強引さはここでもやはり感じました。
 この方式をとる以上、仕方のないことなのだろうか……。
 まあ、他のシナリオとも比較してみて見ましょうか。


 しかし、ホント久しぶりにだだハマリしているなあ。

 あ、そうそう。
 最初の話題にもどりますが、美魚の本好き具合、
 理解は出来ても共感できなかった……。
 あそこまで豊かに想像するのは、疲れると思うんですよ。
 やっぱり。