ガイアリプレイ:高レベル編
アルシャードガイア リプレイ 神の贈り物 著者:稲葉 義明/F.E.A.R. |
さて、高レベルになると総じてゲームバランスが崩れるのはRPGの宿命なのですが、このガイアは以外にも安定していると実感させてくれるリプレイでした。とりあえず目だった異常はトールの価値が薄れるくらいか。
しかし、上級ルールブックも使っているので、用語説明をまとめてしているのがきっつい。本当にゲームやったことある人に、上級クエ(このゲームでは能力者のことをクエスターと呼ぶので、モンハン用語ではない)の世界を見せ付けるという代物です。
お話は……フツー?
実は低レベルキャラでもできる話ですよね。
敵の強さを調整するくらいでいいようにルールが出来ている。そのルールの堅牢さには素直に拍手を送りたいけれども、読み物としてすっげー面白いかというと、どちらかといえば上級クエのプレイってこうなるのかーという感心のほうが大きいですか。
あと、相変わらずシーン割りに抗わないPLたちを見ていると、確かにFEARの遊び方だと思いつつ、茶番の掛け合いやひっくり返しが少ないのが少々つまらんなーと、おもったりおもわなかったり。
やっぱりフルコンタクト歌舞伎くらいのインパクトで押したり、茶番したりって大事――って、歌舞伎者が二回もブログのオチかっさらっていきやがりましたよ(笑)。