仮面ライダーをつくった男たち
仮面ライダーをつくった男たち 著者:小田 克己 |
龍さんからの借り物を、風邪の床で読了。
今日は仕事休みました。スイマセン職場の方。
僕は年に二回くらい大風邪をひいて数日倒れるか、一日で回復するかの二択を迫られます。今年はこれが一発目。うーん。昼間の割に、夜涼しくなるからなぁ、今の季節。
さて、ライダークリエイターたちのお話。
大きく分けると、
泣きのプロデューサー編と、殺陣に命を懸ける男達編って感じでしょうか?
個人的にはプロデューサー編は、確かに制作秘話としていい形――それこそプロジェクトXで流せるくらいの――に仕上がっているのですが、殺陣師編は、勢いがちょっと前に出すぎた印象です。
面白いんですけど、共感しきれないというか……。殺陣に絡む人たちの気質が熱血すぎるので「制作に関わった人のノンフィクション」になりきれないのがそう感じる要因なのかなぁ、と思ったり。いや、いい話ではあるし、つまらないわけではないんですけど。
とりあえず、ライダーファンにはお薦めの一冊であることに間違いはないです。
これ系の制作の話では、昔「わたしの愛したウルトラセブン」という単発のドラマがあって、結構いい話だった記憶があります。この系統の「制作秘話そのものが物語になる」ものは、現代にどのくらいあるのだろうかなぁ……。全て、といえばそうなんですけど、いろいろ考えるとやっぱり希少だなぁ、という気がします。