ウルトラファイト!

ウルトラファイト番外地 ウルトラファイト番外地

著者:円谷プロダクション,唐沢 なをき
販売元:角川書店
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 とりあえず、本書は非常にシュールである。
 原作のウルトラファイトがシュールなんだから仕方ない。
 とはいえ、作品そのものを見たのは1回か2回くらいなのだけれど。

 まあ、とにもかくにもシュールである。
 本書はそれを忠実に再現している。
 とりあえず現れるセブンと、とりあえず現れる怪獣。
 何かした後、殴りあうか、殴りあった後、何かする。
 どちらの、どの行動にも、あまり意味はない。

 しかし、これを見ていると、つくづく当時の子どもたちが、
 やはりウルトラマンに秘められた物語性とか、テーマなどより、
 怪獣とのプロレスが好きだったということがわかる。
 なんだかんだで、子どもはヒーローのバトルが好きなのだなぁ。

 ともかく個人的には、
 「ゲバ棒を持つためにハサミをパージしているバルタン星人」
 が実在したことを確かめられたので良しとする。