参上! ドロッチェ団!

星のカービィ 参上! ドロッチェ団 星のカービィ 参上! ドロッチェ団

販売元:任天堂
発売日:2006/11/02
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 というわけで、星のカービィです。
 死ね! ピンクの丸め! 
 
 ……おっとっと、地が出てしまいました。
 さて今回のカービィですが、比較的オーソドックスな作品です。
 DSの飛躍的普及に乗っかるためか、かなり難易度的にライトなつくりになっているのです。あんまりアクションが得意でない僕でも、なにも(なんと取説すら!)見ずにフルコンプリートできてしまいました。
 逆に言えば、やり応えがない。軽すぎます。
 コピー能力も微妙に減ったし。敵キャラもそれに応じて減りました。
 つまらなくはないです。
 が、「一発遊んで、あー面白かった」程度がちょうどいい感じです。

 しかし、いただけないのがシャボンストックシステム。
 今回、アイテムを五個までストックしておけるシステムがあるのですが……なんと! その部分「だけ」タッチペン操作なのです。もちろんカービィのゲーム中での移動は十字キーですし、定例の吸い込み&コピー能力アクションは全てボタンです。ステージ選択などの動作も、全てキーとボタンなのです。

 つまり本作プレイ時には「利き手側の指の間にタッチペンを挟みつつ、ボタン操作してプレイ。ストックアイテムが必要になったらペンに持ち替えていじる」という至極面倒くさいことをしなければならないわけです。もちろん「ペンを出すだけ出しておいて、敵がいないエリアなどに出たときにアイテムをいじる」ということも可能ですが、持ち運びプレイができ、且つライトなつくりでスイスイ遊ぶことを目標にしたゲームとしては、それもちょっと微妙です。
 結局、指でタッチスクリーンを触るという、
 あまりよろしくないやり方になってしまいます。

 今回のカービィは「早速タッチペンシステムに振り回されてきたな」という印象が拭えません。
 もう少しなんか考えて欲しかったなぁ……。

 定例の点数制で行くなら50点といったところでしょうか。
 コンセプトはよくわかるのだけれど……ふーむ。