仮面のメイドガイ!
仮面のメイドガイ2 著者:赤衣 丸歩郎 |
最近少々衰退気味の富士見書房。
ドラゴンマガジンの主力が停滞し、打撃力に欠けている富士見ファンタジア文庫がその象徴。
しかし! 我らにはメイドガイがいる!
とりあえず能力名の前に「メイドガイ〜!」とつけて叫べば不可能を可能に!
きゃっほー、メイドガイ最高!
という冗談(どこからどこまで!?)はおいといて、二巻です。
なんでいまさらやねん、とお思いでしょうが、原因はやっぱりメイドガイ。
一発ネタっぽかったんですよ、すっごく。
2巻以降、あの展開をどうやって繋げていくかを考えると、正直手を出しにくかったのです。
が。
なんだか惰性で買ってみてしまいました。
読んでみた結論。完璧メイドから一気にドジッ子メイドにランクダウンしたフブキさんの萌えパワーで生き延びたんだなぁ。なるほどなるほど。
なんとか物語を進める展開にもなっているし、まあ、これならチマチマ気が向いたときに読み進めてもいいんじゃないかという感じになってきました。いや、さすがの僕でもメイドガイにカタルシスやテーマ性を求めるほど狂ってはいません。
適当に心が荒れたとき、
適当にこころに混ぜてみる劇物。
それが『仮面のメイドガイ』なのです。
しかし、やはりフブキさんのように、大人で頭がいいけど可愛いお姉さんキャラというのはこう……『ハヤテ』のマリアさんといいなんというか……やっぱりツボキャラなのかなぁ。
まあ、戯言は置いておきましょう(苦笑)。
萌えはビタミンB1かB12程度がちょうどよいのですよ。
メイドガイは、メイドガイのくだらなさを見てこそ!