ヘタレのちょこっと業界話 第1回:任天堂のこと

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??「……めりー」

紫タ「あ、PS3の話をしているときに出てきた人だ! あのあとどこへいっちゃったんだよー」

??「なんだか、近況報告があのジムの担当で、業界話は俺らしい」

紫タ「そうなんだー。って、あれれ、それじゃ答えになってないんじゃないかな……」

??「ところで、このブログ、どちらかというとソニーゲームの話題が多くないか?」

紫タ「話を聞いてよ……って、そういえばそうだねぇ。ソニー信者なのかなヘタレは」

??「そういうわけではないらしい。というかもともとどっちが好きらしいぞ。ただ、ここ最近の任天堂のゲーム機器の売り方が、少々鼻につくらしいんだ」

紫タ「ふーん。どういうところ?」

??「コレを参照してくれ。電子百科事典ウィキペディア任天堂』項目ページからハードの販売記録だけを抜粋したものだ」

 1996年 - 「NINTENDO64ニンテンドウ64)」を発売。「ゲームボーイポケット」、『ポケットモンスター 赤・緑』を発売
 1997年 - ローソンにてゲームソフト書き換えサービス「ニンテンドウパワー」を開始。
 1998年 - 「ゲームボーイカラー」を発売。
 2001年 - 「ゲームボーイアドバンス」、「モバイルアダプタGB」を発売。「ニンテンドーゲームキューブ」を発売
 2003年 - 「ゲームボーイアドバンスSP」を発売。
 2004年 - 『ファミコンミニ』シリーズを発売。「ニンテンドーDS」を発売
 2005年 - 「ゲームボーイミクロ」を発売。
 2006年 - 「ニンテンドーDS Lite」を発売
 2006年12月2日 - 新世代家庭用ゲーム機Wiiを発売予定

紫タ「おお? カラーとアドバンスの間がちょっと開いてるけど、ここ最近は据置式・携帯式合わせてほぼ1年に1つのペースで新しいハード出してるんだねぇー。DSが一気に話題になったせいで気がつかなかったけど」

??「うむ。特にアドバンス以降は少々過多なくらいだな」

紫タ「PS2ハードバージョンアップがあったとはいえ、一貫していたのとは対照的だね」

??「うむ。特にアドバンスとアドバンスSPは液晶の発光まわり、DSとDSLも同じ程度で、デザインを変えるだけで新しいハードを作っている」

紫タ「DSとDSL、実は音はDSのほうがいいってウワサもあるらしいしねぇ……」

??「FC、SFCもそうだったが、やっぱりゲーム機は寿命が長くて、デザインが安定しているほうがユーザーとしては愛着もわく。実際FC/SFCを未だ愛してやまない人も多い。まあ、これはゲームソフトの部分もあるけどな。それにハードの安定期が長いと、開発側もノウハウがつめるから、良作も生まれやすくなる。そのなかで、画期的な作品が生まれたり、新しいメーカーが参入したりするわけだよ。SFC/PS/SSは確かにそういう基盤としての役割を果たしていただろう?」

紫タ「そうだね。最近旧作のリメイクが多いってよく言われるけど、ハードが安定しないというのも大きいのかもね。メーカーも怪我はしたくないから、無難に行きたくなるだろうし。そういや脳トレは別にしても、DSソフトも売れ筋はリメイク多いよね。マリオとか、FF3とか、どうぶつの森とかもよく考えたらそうだ……」

??「ともかく『ハードとして失敗した64、GCは切捨て気味にして、アドバンスやDSなどは、小手先のデザイン変更・改良したハードを別売りする』……とどのつまり、『自社に都合よく立ち回りすぎているように見える』のが少々引っかかるらしいのだ、ヘタレは。こと、DSはタッチペンノウハウを生かせる技術をもった自社ソフトをメインに売り出す形になっている部分も大きいから、なおさらそうだろうな。画期的でいいマシンだとは思うが――。あと『なんかもったいないおばけがでそうだから』とも言っていたぞ」

紫タ「むむ……たしかに若干の読み込みの遅さや、動作不良はあっても10000番台のPS2もちゃんとゲームできるからねぇ。変にソフトの上位互換が出来るようになったから……ハードの入れ替わりが早いと近年言われているケータイ電話の機種変更による廃棄問題みたいなのがあるかも。アドバンスとか、どのくらいゴミになったんだろう……」

??「最近ではwiiGCゼルダ問題もあったな。GC版は任天堂公式サイトのネット通販でしか買えないらしい」

紫タ「うう………、確かにちょっとって思っちゃうよね」

??「もちろん任天堂に共感できる部分もあるんだ。ゲームユーザーの拡大の必要性とかは十二分納得できるし、それにただスペックを追うことだけが最新ゲームハードの役割ではないということも、もっともだと思う。だからなおさら、このあたりが際立って見えてしまうのかも……ん、おっと時間だ」

紫タ「え、時間?」

??「娘がアメリカに行くのです」

紫タ「ええ、むすめさんが! じゃあ早くお見送りに行かないと」

??「大丈夫、マッハ100で飛ぶし」

紫タ「ま、マッハ100って……(ぶわっ!)うわっ!」

(天高く舞い上がっていく「??」)

紫タ「ボクの計算だと、マッハ100で飛んだらむすめさんより早くアメリカに着くんじゃ……というか、この季節、むすめさんってアメリカに何しにいくんだろ?」


※注
 この文章はあくまで私観であり、僕が主張したい部分をクローズアップして書いております。あくまで「こういう一面が見て取れるよ」という程度のモノです。記事の内容を誤解されないよう願います。また、別にアンチを目指して書いているのではないということも、同時にご理解いただきたく存じます。

 そのため、この記事に関する、誹謗中傷といった明らかに内容のない記事に関しては、しかるべき処置をとらせていただきます。ご容赦ください。