PSPソフトレビューラッシュ! その2
そんなわけで今回は、PSPソフトで驚異的な売り上げを記録した『MHP』です。
といっても現在65万本くらい? このthe Best入れて。
DSだとNewマリオが280万とか、どうぶつの森が360万とか売れているらしいですが……(汗)。
なんというか、僕はやっぱりこっちらしいです。コア路線をひた走る!
というか、前にも書いたとおりNDSが売れている理由(とくにLite)が未だに良く分からなかったりするのですが……。
ま、ともかく『MHP』。
どういうゲームかというと……。
武器をふるって、怪物をやっつけます。
そうして得た報酬を武器を強化して、いい気になってさらに強い怪物に挑みます。
めたんめたんにやられます。
どうして負けたのかを検証し、また挑みます。
そして、やられます。
というゲームです。
より簡潔に書くと、このゲームはレベルという概念がなく、あくまで強化は武器防具によってのみ行われるのですが、それでもあっさりドラゴンブレスで焼き殺されるため、ドラゴンがどういう予備動作をしたあとにブレスを吐くか、とか、尻尾を振り回してくるか、とかを計算して動くという、プレイヤー自身にレベルアップを求めるゲームなのです。
もし誰かに聞いて知識として知っていても、実際に体得しないとドラゴンに勝てない。
この感覚が絶妙ですね。
実はこの方式は最近、ありそうでなかった。
ファミコン時代にはものすっごくあった要素だったんですが、SFC以降、ゲームがメディアとして拡散しだすと、プレイヤースキルを求める要素というのは≒不安定な要素、難易度を上げる要素として切り捨てられていったところがあります。しかし、モンスターハンターシリーズは、それを見事に現在のゲームの中でやってのけた。
そして少なくとも60万人には受け入れられたわけですね。
それだけで、十二分に価値があるでしょう。
しかし、実際にゲームやってみるとわかりますが、死にます。
あっさりと。ドラゴンマジ強い。
自己レベルの足らない僕は、今日も元気にドラゴンブレスの中へまっしぐら。
ゲームオーバーであきらめない不屈の闘志と、
「やっべー! ドラゴンつえーよ!」
という、一種の危機を楽しむことに面白みを見出せなければ、このゲームは肌に合わないですね。
あと、膨大なデータ量を有するために、PSPソフトの中ではかなり読み込みが遅いほうです。
……まあ、これはある程度宿命としてあきらめるしかないかなぁ。
来年の2月発売らしい2ndはそのあたりも改善されているといいかも……。
ちなみに、モンスターハンターや先に紹介したマリオもそうなんですが、既にゲーム機よりゲーム攻略本のほうが重いというワールドに突入しつつありますね。過去を知っていると、思わず変だなぁと首を捻ってしまいます。
あ、あとそういえばPS3がアマゾンで予約開始してたらしいですね。
60ギガのバージョンは6万ちょっと。
ほぼ予想通りの金額か。
しかし30分でなくなってしまったそうな。
というとりとめないゲーム話。