ONとOFF

.hack//G.U. Vol.1 再誕バンダイこのアイテムの詳細を見る




 似たような記事タイトルを書いた記憶がおぼろげに。

 ちょいとここしばらく更新が遅れました。

 いや、ちょっと遠出していたのですが、とある事情からオンとオフの切り替えが下手だということを痛感しました。いや、基本的にだれと接するときもオン状態なんですがね。ちょっと今回は少々気を抜きすぎた……。

 とりあえず自分への警戒態勢を厳しくしようと決めた今日この頃。



 さて、というわけでオンとオフの話を少々したあとは、オンラインとオフラインのせかいをまたぐ擬似ネットゲーム『.hack//G.U. vol.1 再誕』の紹介です。

 オンラインゲームを取り上げた小説などはいくつかありますが、それをあえてコンシュマーという形で取り上げたこの『.hack』シリーズ。実はその画期的なところが結構好きでして、前作の四部作からアニメまで追っかけてます(とはいえ前作のvol.4は、諸々の都合でやれずじまいだったのですが)。



 以前アニメのレビューに書いたとおり、前作と比べミステリー要素が薄らいだせいか、あまり期待をしていなかったのですが……。



 あー、やってみたら以外に面白かった。



 もっとも、上記の理由からミステリー的なものは無いんですが、ネットゲームを彷彿とさせつつアクティブに動く戦闘システムや、前作を引き継ぎつつ強化されたデスクトップ画面におけるBBS閲覧など、楽しめる要素が多い。

 CGも頑張っている。



 あと、僕にしては珍しく、キャラクターがツボにきました。

 主人公ハセヲ君。

 いや、あの「力こそ全て!」的な唯我独尊的なところが素晴らしい。前作のカイトはいい子ちゃんすぎた感じがしたので……そういう意味では今作のクーンもきれいごと要因だからあんまり好きでないなぁ……。



 ともかく。

 口が悪く、会った人ほとんどを素敵な毒舌で敵に回していくのがなかなか。

 どうやら僕は、劇中の言葉を借りるなら「口と態度と行動と目つきは悪いけど実はやさしい」っていうのが、王道ながら好きなんですよね。

 最近はこういう主人公減ったなぁ……。僕が知っている限りでは『悠久幻想曲3』のルシード・アトレーとか好きでしたねー。



 とはいえ、突き放してみれば、いくつか欠点も。



 まず、ゲームとしての間口は狭い。The・Bestとして前作四部作が出ていて、これがそこそこ売れているらしいからこの点は大丈夫かなぁ。とはいえ、前作の知識がある程度必要なのは言うまでもないので、腰が重いのに変わりはないか。



 あと、物語としても、途中アリーナ編になってからは、少々ベタ過ぎ。

 武闘大会で新たな力に目覚めるって、ちょっと手垢つきすぎでは? と。

 またその辺りの展開も強制イベントが多く、やや勢いを欠く。特にスケィスがらみは……。もうちょっと爽快感がほしかったか。



 総合点数をつけるなら……暫定70点くらい? 9/28発売ののvol.2以降でどう転ぶか、といったところ。

 気になっている人は、とりあえずやってみていいかと思います。

   



 ちなみにこれは、例によってうどん狐くんからの借りたものです(汗)。

 どうもですー。