気になっていたCD第2弾

Bright! our Future

エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
DA PUMP, ISSA, YUKINARI, 棚橋UNA信仁, KEN

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 というわけで、DA PUMPです。

 めずらしいでしょう? でも実はこれ、特撮の歌なんです。

 

 そう! 知る人ぞ知る『仮面ライダー the first』のテーマ曲です。

 いや、以前恋愛歌はあまり聞かないとどっかに書きましたが、これは作品とあいまって、結構気に入っていた歌でした。



 世間ではあんまり評判良くなかったようですが、面白かったですよ『the first』。恋愛をテーマに取り込んで、上手くやったと思います。



 「仮面ライダーで恋愛するな」という意見もよく聞きますが、これは僕は「NO!」と強く言いたいです。

 というのも、やっぱり僕がよくいう問題なんですが「勧善懲悪のヒーロー」は爽快感はあるけど、現実味が無いよねって話です。

 

 石ノ森氏の漫画版仮面ライダーを読んだ方ならわかると思いますが、あれは別に世界を守るためのヒーローモノではないのです。本郷は結局のところ自分を改造したショッカーへの私怨で戦っていますし、一文字も近いものがあります。

 敵と戦い、世界を守っているというのはあくまで結果であって、厳密なところ彼らのモチベーションソースではないのです。

 

 『the first』はそのモチベーションソースを「恋愛」に持ってきて組みなおした、ただそれだけの話なのです。つまりは、リアルなヒーローは――もとい! 人がヒーローであるには、私的なモチベーションが必須ということです。

 石ノ森氏が最初の怪人に「クモ男(≒スパイダーマン)」つぎの敵に「コウモリ男(≒バットマン)」を選んだのも、勧善懲悪なアメコミヒーローに対する挑戦なのかもわかりません。



 まあ「the first」。ツッコミどころもあるのですが、十分見る価値のある作品だと思うので、DVDあたりでご覧になってみてください。特に2号ライダーのほうは、一見脈絡の無いキャラクターの動きに見えて、ちょっと深読みすると一気に面白くなります。



 ……。

 おおっと、話題が引きずられすぎたぞ。

 というわけで、そのラストシーンにきれいに花を添えてくれるのが、この曲です。

 今風に恋愛歌のように歌い上げながら、最後のサビとの間に、



 輝けるこの世界を 守るために 立ち上がる

 それぞれの悲しみを仮面に秘め

 戦い続ける Take over Rider



 という一節を入れているあたりもなかなかぐっと来ます。

 流石ISSA! ライダーヲタ!

 いい曲ですので、是非どうぞ。

 といっても、僕は恋愛の歌自体はそれほど好きでないので、濃いお茶になる曲(先日の『鉄人』とか)と交互に聞いてますけどねー(苦笑)。 





 さて、実は今日漫画を2冊買ったんですが、27日売りと判明。

 買った場所が神保町なので早売りされていたらしく。

 ネタバレ回避のために、明日明後日と続けてこの2冊について書くことにします。



 いやあ、案外メディアネタだけで続くモンだなこれ。

 実はレビューストックは10個くらいあったり……。

 でも、小説だけは読む時間がないんだよなぁ……。