いまさらながらに絶望してみる

さよなら絶望先生 1 (1)

講談社
久米田 康治

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 なんだかよく分からないが、かなり周回遅れで絶望してみることにしました。



 いや、さすが一巻。

 久米田さんが抑えていたものが、徐々に見え出しているところがたまりません。逆に言えば、改造時代の記憶から飛ぶと、はじけていない感じがあって少々物足りないのですが、久米田流に例えると――。



「あんまり仲良くない友達の家に遊びに行くことになって、妙に気を使われたり、変な視線で見られたりしてどう振舞っていいのかわからない雰囲気」



 が見える。



 その一方で、他誌ながらリスペクト(オブラートに包んだ言い方)していた『ネギま』への挑戦をとりあえず目指すあたり、流石と呼ぶに相応しい。



 まあとりあえず、小難しいことは抜きにして、こういっておけばいいのだろうか。



 「絶望した!」と!