デトロイト・メタル・シティ

デトロイト・メタル・シティ 1 (1)白泉社若杉 公徳このアイテムの詳細を見る




 実は、最近いろんなものを読んだりしている。主にゲームと漫画。

 というわけで、日刊に近いペースでしばらくメディア紹介&考察で更新できると思います。



 それでなんとなくわかったけど、やはり活字ジャンルを読む時間がなくなってきている。ときおりどっしりと重たいものが読みたいのだけど……これがなかなか。正直、ラノベ程度もあまり読めていないという、がっかりした現状がある。

 例えばミステリーも、一回流し読みすれば話がわかり、読み手が思考することなしで手放しで解決まで向かうタイプのもの(赤川さんとか)の需要が高いという統計を見たことがあるが……大学生のときは理解できなかったけれど、今は理解できるなぁ。同じ理由で書くほうも進まないし。



 ま、言う人に言わせれば、時間で言い訳するのは二流人のすることらしいですがねー(苦笑)。僕的には、少々短絡的で賛同しかねる意見と思いますが。



 

 まあ、そんななか、妙なネタで販売部数を伸ばしているライトだけどヘビーなギャグ漫画、それが『デトロイト・メタル・シティ』です。

 メタルという狭いジャンルの、しかもかなり偏った部分をもってきながら、気弱な青年が中身ということを演出することで、ギャップの馬鹿馬鹿しさをうまく引き出していると思います。



 しっかし、冗談でなくかなり売れているようで。

 デーモン小暮氏のような下地があるから受け入れられたのかなぁ。あと、最終的には用はシモネタなので、ゲテモノ系なウケの取り方が確実に出来るのが強いのか。

 それが手伝って少なくとも、女性は買わないだろうケド。



 絵がまだこなれていない部分があるようで、巻数が進んで安定したときどうなるかなぁという不安がありますが、まあそれはそれ。



 とりあえず短時間で刹那的な面白さを求めるには十分だと思います。

 男性限定で。



 トラクターを運転するクラウザーさんの絵が面白い。

 あとボディガードのグリとグラというネーミングも。