ハリーポッターと賢者の石、と特撮
なんか昨日TBSでやってましたねー。
見てみましたけど、正直面白さは微妙でした。
展開はご都合が見えすぎるし、いろいろ急すぎる。本の内容を完全に詰め込もうとした感じです。
お話も……どうなんだ? 最初からハリーは高貴なる血統もってて、そこを中心に世界が回るもんだから……王道ではあるんだけどそれを通り越して、露骨ないやらしさが付きまといます。せめて血統でエリート扱いされるジレンマとかも前半のメインとして描いてくれればよかったのになぁ。まあ、西洋人にない発想なのかもしれませんけど。
あと、ハリー中心世界では正直ライバルという名の究極かませ犬ドラコとかはストレス溜まるだろうなぁ。
あと見てて気づいたのはハリーのキャラクターが流動的なこと。高貴なる血統を鼻にかける奴なのか、両親を想う年相応の子どもなのか、なんだかなぁ。
サイドの二人が綺麗に記号化されてキャラが立っているので、なんとなく微妙。まあ、裏を返せば一番心理的要素を持っているキャラということなのですが、ストーリー展開の唐突さもあいまって、それが裏目に出ている感じです。
いや、でも映像の出来はすごいし、魔法学校の特異な世界はよくできていて、人気になるのは頷けます。
ま、とはいえ、出来に比べて人気は異常なほどなので、マスコミとかの広報能力はスゴイナァという結論で終わってしまうのですが。
……。
さて、話し変わって深夜の特撮が熱い。
急川さんご推薦の『牙狼』を見てみたのですが……な、なんだこの映像クオリティは! 戦闘の演出とかもめちゃくちゃカッコいい。クソ、最初から見ときゃよかった! 大後悔。
あとはアストロ球団。
ときどき見るんですが、野球でものすごい馬鹿みたいに人が死ぬ。あとは電気ドリル掴んで魔球の練習するとか。この世界は狂っている! でも不自然な中に非常に自然な人間臭い行為があって、それがなかなか効果を作っている。うーん、アストロ球団いいなぁ。
しかし、主人公やっている人『デカレンジャー』のデカブルーの人だよなぁ。この人、こっち系の大好きな人だったんだ……。