占いと、ヲタ会話の話

 近くのコンビニに、今ブレイク中(?)の細木和子の本があったので読んでみる。とはいえ立ち読みだけど。

 それによると僕は金星人の−らしいですよ。



 そんでもって、来年の運勢はというと、これがあんまり良くない。対人関係ではこらえろ、とか、あまり外に出るな、とかネガティブなことしか書いてないでやんの。

 僕は、占いをとりあえずの指標としかとらえない人なので、それほど気にはしませんでしたが、四月の運勢とかに「挫折の時期」とかあると流石にへこむ。うーん。

 まあ、適当に気をつけておこう……あの分類だと16人に1人は同じような運命であるわけだし。





 で、そういえば最近サークルでヲタク会話が多いのがなにかと問題になっとるらしいとのこと。特にマンガやアニメの話は多いらしいですねー。

 いや、でも文芸サークルは昔からヲタク会話多いですよ。何だかんだいってサブカルチャー的創作が最近の小説などの主流ですから、その映像作品やら、絵媒体やらを読んでいる人が多いのは、まあ自然といえば自然な流れだとは思いますしね。それについて語り合うことも、意味がある行為だし。

(個人的に、そういうことから考えると、完全な私小説読みとかのほうが、感性の関わる点が大きいらしいので話題として難しいと思うのですが……いや、分析できる人同士ならともかくとして)



 まあ、ただ、そのヲタ話しか出来ないっていうのが問題かな。その属性を持ちつつ、一般的なことをこなせるようにならねばならんでしょう。最近は、それだけをすれば回りが認めてくれると思っている人間が増えすぎているのは事実。



 そう考えると、僕のさらに上の代などは、幅広いジャンルの会話ができたような気がするなぁ。あと、真面目なことをするときは真面目になれる人たちだった。

 そういう意味では僕もまだ世界が狭いし、至らないところがいっぱいある。精進しないと。



 とりあえず、新入生(もはや遅いが)に送る、4年間サークルにいて実感した教訓はこれ。偉そうにみえるかもだが、実際4年間でこう感じてしまったので、申し訳ないがお付き合いを。



「現在の自分(物理的状況とか、将来とかそういうものでなく、人間的な部分において)に安心せずに、定期的に周りの目を気にして、自らの弱点をさがせ。そしてそれを埋めるように努めるか、もしくはこの点を理解してカバーできるように動くか、カバーしてもらえる人を見つけること。これができない人間は、視野が狭く、周りが見えず、どこかしらで関係を壊す。もし、そんなことはとっくにできていると思っているのなら、もう一度自分を疑え」



 まあ、僕ができていたとは言わないけれど。

 ただ心がけがあるとないとでは、全く違うと思うので。

 あ、あとやりすぎると最終的には引きこもればいいという結論にたどり着く公算が高いのにも注意。

 まあ、サークル老兵の戯言と思って片隅においておくといいかと。



 ――とはいえ、文芸サークルでは最終的にどんな奴でも「いい作品かいて評価される」という結果さえ出ればいいし、それができるそいつはすげー奴だと思います。それができる奴がいれば、今後も文芸サークルは安泰でしょうな。

 そうだ、あと仕事投げたりせずにしっかりできる人がほしいか。これ重要。



・追記

 長くなりましたがもうそろそろ急川さんにお借りした『日本怪奇小説傑作集1』を読み終えます。しかし、都合により読み飛ばした難関が一作ありますので、もう少しかかりそうです。申し訳ない。

 ……泉鏡花の文体読み難っ。