未だライン復活せず。

 どうも、いろいろあって未だに復帰しそうにありません。しばらくは大学に来たときに、大学の回線から更新することになりそうです。



 そんなわけで、この間の金、土、日と再びTRPG研の合宿がありました。しかし、台風接近で急激に気温が下がったせいか、風邪をこじらせるという悲劇。どうも浸水以降、運気も低下している様子です。

 しかも、治ったものと思ったら、帰ってからぶりかえすぶりかえす。日曜日の夜は、およそ39度(体温計が未だダンボールの中なので、体調から考えた推定です。実際今までの風邪ではかなり苦しい部類でしたよー)の体温で、『ぱにぽにダッシュ』を見て脳がオーバーヒート。

 そのまま翌日月曜日、授業があるのに家でひたすら寝ていました。



 しかし、ネットに繋がらないと、夜微妙に暇をもてあますので、レンタルビデオの需要が増えました。

 引っ越してからの一週間で、見た作品は以下。

 本来は一つ一つについてしっかり語りたいのですが、それはまた後日のお楽しみということで。しかし、四つのうち三つが押井守作品かー。なんなんだろうな。



ケルベロス 地獄の番犬』

 実写版ケルベロス。時間軸は「ケルベロス騒乱」から三年後という設定。しかし『犬狼伝説』とかを知らないと、全く背後関係がわからないまま進んでいく不親切作品。

 しかしそれを抜いても、僕が見た押井作品の中で、もっともわからない作品だったといえる。

 「大陸に逃げ延びたケルベロスの元部隊長と、その元で働いていた隊員が、少女によって繋ぎ止められる。そして部下は隊長を守るために、政府の追っ手と戦う」というケルベロスシリーズ独特の「犬」の比喩は生きているし、話の流れは分るのだが、ところどころのシーンの意味がよく取れない。

 とりあえずMG42の銃身交換の子気味よさに惚れた。



ミニパト

 押井ギャグ満載! ということで借りてみた。

 第一話『吼えろ、リボルバーキャノン!』。

 内容は、後藤隊長の二頭身半キャラクターが、イングラムの主武装37ミリリボルバーキャノンについて、とうとうと語るというもの。

 第二話『あヽ栄光の98式AV』。

 整備班のシゲさんが、イングラムの存在意義と、ロボットアニメの流れ、パトレイバーの登場人物の設定についてとうとうと語るというもの。

 第三話『特車二課の秘密!』。

 第一小隊の南雲隊長が、特車二課の財源確保のために、第二小隊後藤隊長が行った陰謀、それに関わる重要なキーワード「はぜの干物」についてとうとうと語るというもの。

 ……パトレイバーという作品、押井氏の作風を知っていれば、思い切り笑える。しかし、それ以外は「ポカーン」となること請け合い。



ゴジラ1984年放映版)』

 仕切りなおしゴジラ

 しかし、僕が見たゴジラシリーズの中では、イマイチの出来だった。主要人物である博士の発言の矛盾や、スクープを追う記者とその執拗な取材の被害者である兄妹のわだかまりがいつ解けたのか? などドラマパートの弱さが目立つ。「火山の噴火口にゴジラを落とす」という発想は好きなんだけどなぁ。後の「ビオランテ」がよかった手前、残念。

 ゲストに武田鉄也さんがいたのが、なかなか面白かった。

 

イノセンス

 名作と名高い『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続編。

 当時の技術力を駆使した前作もさることながら、近作も良い出来でした。さすがプロダクションI.G

 本作は「ゴースト」を持つ人間と持たない人形、アンドロイドとの差異をテーマにしていた。それが後半、前作自分とアンドロイドの境について苦悩していた、今作では冒頭から行方不明扱いの「少佐」草薙素子の再来で、綺麗に生きた気がする。

 最後、暴走疑惑のあった企業のアンドロイドに、草薙素子が人格をダウンロードしてくるシーンがある。しかし、大量生産品であるアンドロイドの中にあって、素子が宿ったそれは、確かにゴーストを持っていたように見えた。もっともこれは多田中敦子さんの声がついていたから、とか、そういう要素が絡んでいたからかも知れないが。

 その演出が綺麗に成功しただけで、この作品は成功だろう。少なくとも僕には。

 前作や設定を知らないといけないというネックもあるが、ビデオ&DVD版には、基本設定と前作解説があるのでとっても親切。



 ひさしぶりなので、ながーく。

 さて、次はいつになることやら……とはいえ卒論執筆の関係で大学には来ると思うのですが。


 『エリア88』読了しました。

 今一度読み返したい&書くネタを取っておきたいので、『ローレライ』とあわせて次回更新時に感想をば。