というわけで2です

機動警察パトレイバー2 the movie

小学館
ゆうき まさみ

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 ありゃ、流石にイラストがないや。

 というわけで1993年放映、「機動警察パトレイバー2 the MOVIE」ですぜー。

 今回は特車2課はアウトオブ眼中で進みます。警察VS自衛隊

 自衛隊の戦闘機がベイブリッジを破壊!? 自衛隊への不審はつのり、警察は一部の自衛隊による犯罪行為として、対決姿勢を強めていく。しかし、自衛隊は警察の捜査能力不足を理由に、街に戦車を進出させ、自ら警ら活動を行い始める。

 しかし、それは東京を戦場にしようとする、大規模テロリストの陰謀だった……。

 というあらすじ。



 マンガの主要人物はほとんど関わりません。というか主役が後藤&南雲の隊長コンビというのが渋い。



 昨日見た前作よりも、さらに押井守氏の色が濃く出ていた気がします。やはり押井さんは「武装した」=「暴力を持った」組織を描くのが上手いですね。その力を誰がどう使い、物語が進行するのか? ということが非常に綿密に作られていると感じました。

 その大きい力に翻弄されて、翻弄されて、最後にそれへなんとか立ち向かうさまというのは非常にドラマティックです。



 いや、劇場版パトレイバーは名作と噂だったんで見てみましたけど、大当たりでしたねー。一見の価値ありです。





 ……しかし。

 やっぱり僕が小説でやりたいのも、こういう路線なんですよねー多分。

 キャラクターメイン押しだと、この「状況に翻弄される」という前段階の設定がリアリティーを持たせづらくなってきます。

 キャラクターが何もせずに独力で問題解決をする性能(能力だったり、あるいは性格だったり)を持っていたり、あるいは最大の敵そのものがキャラクターだったりするもので。

 まあ、ライトノベルはリアリティーとはある意味で無縁ですけど。



 しかし、押井さん流石です(もちろん、映画やアニメというのは一人の力ではないですから、劇場版パトレイバーという作品が流石というべきですね)。

 僕も多分に、特に犬狼伝説に影響を受けているので、お手本にしたいですねー。でも、難しいなあ。同じジャンルじゃ劣化コピーにしか見えませんものね。

 

 で、さらにますます子どもには分からん内容ですな。コレ。