SW3感想編

 相変わらずHIT数そこそこあるのですが、どっかでさらされてんのかなぁ、という恐怖心もあり。

 まあ、無名より悪名と言いますから、どんな形であれ、見てくれる人が多いのはいいことです(と思っときます)。



 

 さて保留にしていたSWエピソード3のことでも。

 見たくない人は、以降見ないが吉。





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 ついに完結、といいますか。

 アナキンが、少しずつ悪の下へ落ちていく様が見えました。しかも、パドメを愛するが故。いやー愛って怖いですね。結局パドメへの執着が、アナキンを狂わせ、そしてパドメ自身をも死なせてしまうのですねぇ。

 アナキンはパドメが死ぬ予知夢を見て、救う方法を思案した挙句、パルパティーンの口車に乗せられて、暗黒面の力を得ます。しかしその力ではパドメを救えなかった。

 しかも、最後のシーンでは、ジェダイが死を越えてやってくる方法を編み出すのです(これは恐らくエピソード4〜6にあるオビ・ワンとヨーダが死んだ後消える、というのにかかってくる複線ですが、劇中では解決されませんでした)。結局、死という命題を攻略する方法はジェダイの側にあったのですねぇ。これは皮肉です。

 

 結局、ダース・ベイダーとなっても、愛する人は救えなかった。

 このことは、後のエピソード6においての彼の行動に、深く繋がって来ているように思います。 



 また、作品の最後で、ルークとレイアがそれぞれの引き取り手へと渡されていきます。ここでちょっと気がついたのですが、手渡される瞬間の赤子レイアのアップシーンでは目が開いており、赤子ルークのアップシーン

は目が閉じていました。

 これは、エピソード4でのレイアが最初からパドメの意思をついで銀河系に自由をもとらそうと尽力していたこと(=目的に開眼していた)と、ルークがその使命を約二十年の間知らないでいたこと(=眠っていた)ということを表しているのかなぁ、と思えました。

 これが不必要な深読みでなければ……ルーカスさん、やり手です。





 あとは個人的に気になったこと。

 今回はあまり主要なポジションにいないとはいえドゥークー伯爵の早々の退場はいただけなかった。あの人はSW作品のなかでもかなりいい演技をしていたので残念。とはいえ彼の死が、アナキンが暗黒面に落とすためにパルパティーンが用意した一つ目のスイッチなので、仕方ないのですが。

 

 あとオビ・ワンは全作品を通して強いんだか弱いんだかわかんない人になってしまった。今回の冒頭でのドゥークー伯爵戦は、フォースで吹っ飛ばされて気絶。とはいえ場所を変えて今度はロボットのクリーバス将軍(だっけ?)との戦いでは、かなり優勢な戦いを演じ、最終的に勝利します。クリーバスはアニメ「スターウォーズクローン大戦」で、十人ほどのジェダイを葬った強敵だったのに……。

 ちなみに最後はアナキンとの対決にも勝つし……。

 エピソード2では、ジャンゴフェットに逃げられたり、ドゥークーにあっさり捕まったり、最後の戦いでも微妙と、あんまりいいとこなし。

 でもエピソード1ではダース・モールを倒していると。

 ???。勝率が安定しないなぁ。

 あと、今回の最後の登場の瞬間、ちょっと間が悪すぎ。



 ……。

 ああ、他にも語りたいことが多すぎて語りきれない〜。



 まあ、とにかく、満足できる内容でした。

 一見の価値ありですよー。