ふいー

 以前書いた2次創作デコイ作戦の2次創作をとりあえず執筆完了。

 これより校正に移ります。いやー、やっぱり難しかったー。

 

 ……。

 さて、最近先輩の龍乃恩さんから借りた麻生俊平『V.S(ヴァーサス)』富士見ファンタジア文庫――を読んでおりました。

 現在のところ四巻までですか。

 死んだ兄の代わりに改造人間になった主人公が、なじられたりしながらも一つ一つ壁を乗り越えていく話。

 

 と、いうと今時のラノベチックですが、その正体は実は超常現象がらみのミステリーなのでした。犯行動機やら、犯行方法の理論だてた説明やらがこと細かく書いてあります。

 じっくり読み込む方にはお勧め。ヒーロー風の改造人間をリアルに警察組織で運用したら、こうなるかなぁと言う感じですか。



 しかし事件解決がメインであるにも関わらず、主人公とヒロインが最後の超常的能力者との先頭を前提にした改造人間なので、基本的に事件は会議室で進み、糸口が見えたら主人公たち出撃→どかーんという流れがあります。四巻でそのマンネリが解消され始めましたが、さてどのような方向性で行くのか。そのあたりが見所ですかねー。



 うーんですが変身ポーズはあるわ、兄貴の変身システムだからということで、発動がアンバランスで左右非対称の変身だと。しかも最初で家族を酷い目にあってそのときの怪我が元で改造してもらう……。

 V3かよ! キカイダーかよ! とか突っ込みを入れたくなる点もいくつか。



 ミステリーチックにするあまり一部で特撮モノの面白さを殺してしまっていると言うことと、ちょっと既存の特撮をパロッた設定が多すぎることから、残念ながら僕は本気でお勧めができないのです……。

 が、苦悩する主人公や、特撮モノのノリが好きな方は一読の価値があるかと思います。