クトゥルフ!

 と言うわけで『クトゥルフ・ダークエイジ』を後輩Feltくんを使役して買ってきていただきました。

 ありがとうFeltくん。褒めてつかわす。



 知らない方も覗いていると思われるので、一応。

 『クトゥルフ神話』とは、ハワード・フィリップ・ラヴクラフトというアメリカの小説家の、コズミックホラーと呼ばれるいくつかの小説群に、オーガスト・ダーレスクラーク・アシュトン・スミスらなどが影響を受け、さらに世界を書き足していった創作大系のことを指します。

 主として、人が未知の存在に触れ、狂気に蝕まれていく様子を描く作品が多いですね。

 ダゴン、深きものなどのモンスターや『ネクロノミコン』という呪われた書物の元ネタであり、最近はニトロプラスデモンベインというパソコンゲームなどでもネタがつかわれていますから、そちらのほうでご存知の方のほうが多いでしょうかね。



 この神話大系は、知る人ぞ知る名作テーブルトークRPGになっておりまして、それがTRPGクトゥルフの呼び声』です。

 狂気に蝕まれるという部分は、正気度と呼ばれる独特の数値の減少によって示され、狂気と戦いながら、神話的事実を垣間見ていく”探索者”になりきることが出来ます。



 基本的にこのクトゥルフゲームは1920年代など――つまりラヴクラフトが生き、多くの著作を残した時代をベースに行うゲームなのですが、今回購入の『ダークエイジ』はその中世版。剣と魔法の世界。『ネクロノミコン』がヨーロッパに伝えられた時期と前後した、混迷を極めるヨーロッパが舞台です。

 1920年代版との大きな違いはやはり剣で殴れること、これに尽きます。そして、あっさり殴り負けたりするわけです。



 ルール的には同じタイプのゲーム(10面体サイコロを2個使うことによって%を表す、ベーシック・ロールプレイング・ルールというスタイル)である『ルーンクエスト』『エルリック』などに近いです。

 ただグレートソードなどのファンタジー的な武器がなくなり、ロングソードなど中世の一般的な武装がかなり上位の武装になっていますねぇー。

 あとは生き物も。ゴブリンなどのモンスターも神話世界の生き物になってたりします。ちょっと面白い。



 まあ、暇を見てちょくちょく読んでいきます。他に読むものがたまっているのですが……。





 あと最後に訂正。

 IZUMOはスタジオegoでしたね。エロゲ会社は多すぎてよく分からん……。