本当に徒然なるままに

 今日は完全にお休み。

 就職活動が散発的だと、長い春休みの中ではこういう日も多くなります。

 時間があるとき、やっぱりやるのは小説書き。

 といっても活字を打つ作業ばっかやっていると煮詰まってくるので、ゲームも間に挟みながらですが。

 今書いているのは、ダンジョンをモチーフにしたもの。

 ネタの元はテーブルトークRPGの『D&D』と、その現代版のインモラルなゲーム『バイオレンス』。

 

 前者はテーブルトークの始祖と言われる有名なゲーム。

 例えば、冒険者たちになって苔むした洞窟などのダンジョンに潜って、ゴブリンやオークといった雑魚を倒し、最奥のドラゴンを倒してお宝ゲット、という非常にオーソドックスなファンタジーものです。

 

 後者はそれを現代へと強引にねじ込んだ反体制的ゲーム。

 例えば、冒険者になって「ローソン」とか書かれたダンジョンに潜って「バイト」という名のゴブリンや、「店長」という名のオークを倒してお宝ゲット。意気揚々と外に出た冒険者たちを「ポリスメン」という名のドラゴンが待ち構えている、という非常にオーソドックスな日常冒険活劇です。

 

 なんと! 最後の展開しか違わない!

 いやー、上手いことねじ込んだもんですよ。ヒャッハー!



 ……。

 まあ、それは置いておいて、注目する要素は「現代とファンタジーの融合した形」。

 それを上手いこと作れないか? と考えた結果、一応形になりました。

 どっかで聞いたことある設定かもしれませんが……。



 あらずじはこんな感じです。

 現代世界が、人知れずダンジョンとリンクし始める。それに思わぬ形で気づくことになる主人公と、本来ダンジョンが存在ていた、そして今は完全にダンジョンに取り込まれてしまった世界(=現代世界で言うところのファンタジー世界)の生き残りである少女のお話。

 で、レッドドラゴンがそこに絡んできて、しっちゃかめっちゃか。

 

 こんなお話を書いてます。

 現在4万字ちょっと。

 この間書いた長編がジャスト10万字くらいなので、そのボリュームで考えると丁度半分ってとこですか。いやーやっぱり長編は書き応えがあります! 

 実は僕、執筆作業そのものはめんどくさいと考えている駄目小説書きなのです。じゃあどこがいいのか、と聞かれると、やっぱり頭の中の物語がパーツを成し、それを徐々に形作れるというのが小説を書く面白さだと思うわけです。

 ものすごいピース数のパズルや、複雑なプラモデルを組み立てていく過程に似ているでしょう。

 こと長編はやはりパーツ数が多い分、より深みのあるものに仕上がるので、面白いです。

 

 ちなみに今回のは、五月頭には書きあがるかなぁ? という見込み。最終学年はコマ数埋まりませんしね。







 最近は無性に小説を書きたくなるときがあって、ほかの事をしている間にもネタが浮かんできたりします。だから就活のことを考えている時間がもったいなく感じてしまうのも、今の僕を悩ませている一因だったりします。うーん。本来は今年の明けで一区切りつけるつもりだったんだけどなぁ。

 このように割り切れないのが僕の悪い癖ですね。優柔不断ってやつです。

 

 でも、時は刻々とやってくるわけで。 

 明日、ちょっと会社説明会行ってきます。ちょっと興味対象外の分野の企業なのですが。それでも企業とかの考えを知るというのも、一つの経験値にはなります。小説を書くのにもプラスになることでしょう。

 本気で就職したい方や、企業にとっては失礼千万な考えですが「ちょっと試しにつまんでみる」っていう感じで行こうと思ってます。ひょっとしたらその仕事の楽しさに目覚めるかもしれませんしね。



 しかし、それ以後実家(長野県某所)にいったん戻らねばならないので、四月までは再び就活停滞状態に。

 

 あーあ。

 

 だけど、その一方でまた書ける時間が増えることに、この上ない喜びと安心感を得ている僕もいるわけで。

 

 というわけで、「小説書くのって楽しいよ」というお話でした。