リトバスサントラ

リトルバスターズ! オリジナルサウンドトラックSoftwareリトルバスターズ! オリジナルサウンドトラック


販売元:Key Sounds Label

発売日:2007/09/28
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 買いました。
 むはー(意味不明)。
 
 やはり好きなのが「雨のち晴れ」。

 僕の持論の一つに
『いい歌唱曲は、まずイントロがいい。そしてメロがいい』
 というものがあります。
 昔のウィスキーのCMに、
『名作はまず、香立つ』
 というのもありますが、まさにその通りだと。
 最初の4小説で、曲を聞かせる気になり、
 最初のメロで、ぐっと引き込んでくる感じ。

 例えば、ボトムズでいうところの、
ターレットが回る瞬間のイントロ」
「ぬすーまれた過去をさがしつーづけてー
 おれはさまよう、みしらぬーまちをー」
 が、それ。……うわ、台無し。
 ともかく、なのである。
 
 しかし「雨のち晴れ」はスゲー変則構成をしている。
 この区切り方が正しいかはわからないけれど、ざっと言うと、
 まず1番、なんとメロのみ。
 2番、後半でそれらしい盛り上がり。
 でもまたメロに戻る……で、最後は多重唱。
 と、サビらしいサビがない。
 メロと中盤の盛り上がり、最後の多重唱も、
 頂点ではあれど、サビにはなってない。
 
 イントロとメロで引き込んで、メロだけ続く。
 先の例を例えれば香りのみでひっぱっていく。
 その穏やかさ故、盛り上がりに確実なインパクトがある…。

 あまりない斬新な構成だけれども、
 この曲に限っては非常に効果的。音楽ってすごい。

 なんというか、この曲は飲み物を例にするならば。
『さわやかな紅茶の香りがする、美味い水』?
 うわ、わけがわからない。
 慣れない音楽の分解なんてやるもんじゃない……。

 ともかく詞のよさもあいまって、いい曲に仕上がってます。
 是非一度聞いていただきたい。

 ただ、これはカラオケじゃ歌えないですね。音域高すぎ。
 というかRitaさんすごすぎ。
 最後の多重唱部分、一人で声色変えてこなしてるとは。


 あと次点はやはり「Alice magic」。
 題名と曲調の割にかなり泣けるいい曲。