リトルバスターズマジキューコミックス



マジキュー4コマ リトルバスターズ!(1) (マジキューコミックス)


Book

マジキュー4コマ リトルバスターズ!(1) (マジキューコミックス)


販売元:エンターブレイン

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 リトバスアンソロジーということで、買ってみました。
 結果は正直しょっぱいです。
 コミック買うなら、先に紹介した笹桐さんのがいい。

 複数の作家さんの絵が見られるのはアンソロの利点
 なのですが! こいつがちょいと良くない。
 どうも、ゴミゴミしているように見える……。
 あー、皆トーン使いすぎな上に、モアレも出てるから?
 やっぱり四コマは狭い枠の中で絵を見せるので、
 この辺のサジ加減が難しいんだろう。
 というかカバーの卯花つかささん以外、
 ほとんど名前を知らないわけですが……。

 あと、露骨に紙がすっごく悪い。
 ボコボコしてるから、絵にも影響が出ている。
 アンソロは作家さんを多く使うので、
 経費を削減したいのはすごくわかるんだけど……。
 あとゲームの版権元に印税払わなきゃならんので、
 そういったことも大きいんだろうか。
 (脱線しますが、その点自社で出せていた
 エニックスドラクエ4コマは強かったんだなぁ。
 だからあんなに続いたんだ……)

 
 また近々別の本でもレビューしますが、
 エンターブレインの漫画って、最近ゲームアンソロばかり。
 自社ゲーム「キミキス」コミカライズも自社のものは失敗し、
 白泉社スクエニなどに投げたものが単行本になっている。
 
 そのあたりの業界がらみはあまりわからないのですが、
 流石にここまでくると、エンターのコミック展開能力は、
 やはり低めなのかなぁと思ってしまいます。

 内容やネタは……普通?
 とりあえず読めはするけど、そもそもリトバスが、
 単発ネタ4コマ落ちに向かないというのもあり。
 そういう意味では、物語しつつ4コマつかってる
 笹桐ゆうやさんのほうは上手く消化している気がする。

 アンソロはよく繰り返し読んでしまったりするのですが、
 「とりあえず一回でいいかなぁ」と思ってしまったのが、
 というのが残念です。

 
 話は変わりますが、僕の中でアンソロといえば、
 ドラクエ4コマスパロボアンソロの
 アツイがキャラを変態的にすることで高名な牧野博之氏。
 スパロボアンソロにおける「カツレイパー」吉田創氏。
 あのドラクエをエロにした男、新山たかし氏。
 永遠のふんどし、衛藤ヒロユキ氏などが好きでした。
 
 さらに言うと池野カエル氏とか、タイジャンホクト氏、
 ちるみる氏、魔神ぐり子氏などほか大勢。
 
 僕の少年時共にあったアンソロ作家さんは多いです。
 皆さんまだ描かれているんでしょうか…。
 ちょっと、今度あたらしめのアンソロ買って見ようっと。