スピードグラファー3
SPEED GRAPHER 3 (3) 著者:GONZO,コザキ ユースケ |
メディアワークス刊漫画の完結編。
TVとはまた違ったラスト。
これがまた良かった。
カメラで写したものが爆発する技、写殺の使い手である主人公。
しかし、その力は「良い被写体を撮りたい」という欲望と連動していました。最後の敵を、その力を暴走させることによって倒した彼は、自らの欲望がヒロインを殺さないようにするために、三脚にカメラをセットして、記念写真をとるようにシャッターを切り、自決するという結末を迎えます。
これがモチーフをよく生かしている、いい絵でした。
できれば、見開き1ページくらいで描いて欲しかった……。その他の部分、少々、コマ割りに難があった部分はありましたが、きれいにまとまっている良作だとおもいます。
アニメ版では、逆に能力を使いすぎて失った上、視力も失い、でも一日一回、夕日に向かってシャッターを切るという、こちらも、違った意味で絵になるエンディングを迎えています。
どちらもよかったー。
ランキングのときも書きましたけど、人を選びますがお薦めの作品です。