天馬の暗躍
PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4) 著者:浦沢 直樹,手塚 治虫 |
というわけで、浦沢さんのプルートゥ。4巻が出るまでには、原作の手塚治虫「地上最大のロボット」を読み直そうと思いつつ、できず。
今回は衝撃のアトム敗北から、天馬博士の思惑、
そのころ一方ゲジヒトは……という流れです。
ストーリーが加速していて、少々順を追うのが手間なので、
(というか、いよいよ原作読んでおかないと十分に楽しめないのではと思い出したので)
今回は、お話分析はナシで。(うーんめずらしい)
さて。
天馬博士、という名前で思い当たるのは、
同じく浦沢直樹作品『MONSTER』のドクター・テンマ。
師匠の作品の重要人物の名前を当ててくるあたり、何か意味があるのでしょうか?
と、ちょっとかんぐってみたりします。
自分がもし弟子の立場だったら、師匠の扱った作品の主要登場人物名は、
何の意図もなく作品の主要人物に使わないと思うんですよ。
まあ、この辺は性格の問題もあるとは思うんですがね。
天馬とテンマ。二人は同じく天才、ですが、
天馬博士は、アトムを作った創造主。
ドクター・テンマは、ヨハンという名のモンスターを「生かしてしまった」医者。
さぁて、このあたりの違いを含めてみると――
その裏にある何かが見えてきそうな予感。
……予感がするだけで、結局まだ見出していないのですがね(汗)。
ただ、こういうとっかかりから何か「想起」するのってやっぱり面白いですよね。
しばらく脳内の知恵の輪にしておけば、暇なときいじるのにもってこい。