TGS2006レポート! ハード編





 行ってまいりましたゲームショウ

 しっかし遠いなぁ幕張。いやビッグサイトでは少々手狭になる気はするので仕方ないのかもしれませんが。



 やっぱりPS3&PSPを押し出しているソニーコンピュータエンタテインメント(以下SCE。長い)、とXbox360マイクロソフトが大きい勢力を誇っていましたが、地味に大きかったのがゲームショウ協賛のdocomoのほか、auボーダフォンのでっかいブースがあったことと、PCゲームの小島がかなりの数あったこと。

 身近な通信端末であるケータイと、家庭の情報集積基地となりつつあるPCがこれだけ出てきているというのは、僕としては、少々以外でした。まあPCゲームはいつか全てのゲームが到達してしまうであろう部分なのである程度予想していましたが、いや、ケータイは本当に意外。



 僕の中でのケータイってエンターテイメント的ツールやコミュニケーションツールというよりは便利な連絡手段というところが強いんで、多分そう感じるんだと思います。トランシーバーレベルの感覚。他人との連絡ツールなんで、それでゲームするって発想があんまりないんですな。いざってときに電池切れたらこまるし。

 うーん、僕がレトロな感性をしているからでしょうか? 

 

 さて、一番気になっていたところ。

 見てきましたよ! 各社の新型ゲーム機! 見てきましたよ!

 ……残念ながら試遊はしてないのです。大抵のところで6080分待ち。

 並んだら、ほかのブース回れなくなってしまう……(泣)。



 さて、気を取り直してまず電撃値下げを敢行したPS3

 いや、いい画です。

 僕はあんまりゲームする上で画質とか、クオリティを気にしないんですが、素直にすげぇと思ってしまいました。

 特にフロムソフトウェアアーマードコア4』、バンダイナムコガンダム ターゲットインサイト』などメカモノは確実にそのクオリティが上がっていることを実感できます。PS2のCGムービーがそのまま動いている感じ、といえばなんとなく分っていただけるでしょうか? ある意味、極地に達したといえるでしょう。

 しかしながら反面、リアルな質感を求めず、ある程度抽象化してつたえるもの――メインが人物や、キャラといったものは、やや過ぎたスペックかなとも思ってしまいました。カプコンデビル・メイ・クライ4』などは、かなり画像がクリアになったものの、新鮮な驚きを感じさせるほどではなかったですね。うーん、なんと言いますか綺麗ではあるんだけど「磨きのかかったマネキン」から脱しきれていない。



 で、意外や意外、そのあたり上手いのがXboxでした。

 なんというか、PS3の画がメカ向きの角張ったものなら、Xboxの画は丸っこい感じ。

 マイクロソフトブースでプロモが公開されていた『アイドルマスター』とか、質感を持たせたアニメ画が動いているといったものになっているし、D3パブリッシャーの『地球防衛軍3』とかも人物がするする動いている印象を受けます。さすがにポリゴンなんで、完全にぬぐい切れてはいませんが……PS3より緩和されている感じです。

 おそらく先見の明。先発でノウハウが出来てきていることも大きいのでしょう。

 PS3とうまいこと差別化を図れれば、面白いハードだと思います。

 

 さてwii

 任天堂は別の日に発表会があったので、今回は参加せず。

 そういえば任天堂ふくめいくつか有名どころにも関わらずいなかった会社は多かったなぁ。アイディアファクトリー日本一ソフトウェア不在というのは少々残念……。

 とにかく、そのためSEGAブースのソニックを閲覧。

 うむ……。やはりPS3&Xboxの高画質を見せられた後だと、画は見劣りします。

 はっきり言ってPS2の通常ゲーム画面よりややよいという程度。

 操作も……コンパニオンの方がやられているのを見ている限りでは、単調そう。

 ときどきヌンチャクリモコンを上下にふることで移動する仕掛けとかあって、面白いなとは思うのですが普通の操作は結局リモコンを横にしてコントローラーとして使ってるので、拍子抜け。となりにシューティングゲームもあったのですが、ひたすらリモコンを向けてカチカチやってるだけ……。これならガンコンとかとさほど変わらなくないかなぁ。

 情報配信機能も、実は地上デジタルとかで将来的にテレビが担いそうだし。FC、SFC等のゲーム配信は気になるですが、そういうゲームやりたい人は中古で実機やソフト購入したり、ソフトだけ購入してエミュでやったりしている集団も居るだろうし……。

 やはり、イマイチ画期性にかけるという印象は拭えません。強みは値段か。どうなることやら……。



 さて再びSEC。こんどはPSPです。

 新色はピンク! そしてシルバーも!

 個人的には見本として展示されていたメタリックレッド&ブルーがカッコよかったんですが……。

 そして試遊台はこちらもギッシリ。とりあえずPSスポットで、体験版ダウンロードしてきました。しかし、そこも人でいっぱい。DSには負けるけれど、PSPも全国で500万台近く売れているということを実感。売れてないわけじゃないんだけどね、ホント。

 『クライシスコア FF7』『エースコンバットX』『モンスターハンターポータブル2nd』『ガンダムバトルロワイヤル』など魅力的なラインナップもそろっているので、頑張ってほしいですね。

 あと素直に使えそうなのがGPS。なんでも簡易カーナビになるくらいの精度&機能だそうで。

 便利そう……。容量的にDSには不可能な領域。このあたりでどんどん進んで差別化を測ってくれると、共存できるいい関係になると思うんですがね。



 

 今のトコロ、時期ハード3機を比べてみると、個人的には『結果シェア占めそうなのはPS3かなぁ』という印象です。が、とはいえ正直読みきれません。



 PS3。ハードの高さはどこまでもネックですが、PS2初期4万、SS・DCも4万くらいだったし、くわえて処理スペック、HDDやBLなどを考えると、妥当というかむしろ安いくらい――というか安すぎ。現在BL再生機器は安くて8万、小型のHDD60Gが1万くらい? 諸々を含めると現状10万以上の価値が確実にあるわけで。しかし、それは電子機器としてみた場合で、ゲーム機としてみた場合はやはり高いと感じますし。あとソフトの出がやや悪。これはPS2も抱えていた問題でしたが。



 wiiはハードの値段の安さがあってある程度行くでしょうけど、上に挙げた理由から現在のPS2までのゲームファン層はややとっつきづらいかもしれません。DSのようにハードにコレクション性があったり、手軽さがあったりするなら別ですが……。それにDVD再生機構もないですし、ネットワークもそれほど魅力的でない。こちらはゲーム機としてみると妥当ですが、電子機器としてみると明らかに見劣りする。



 Xboxはこれからのキャンペーンがカギでしょうか。価格と性能でPS3に負けている現状は少々ヤバメ。面白そうなソフトは出るんだけど……。



 といったところです。

 ソフト、各ブースも面白かったんですが、それはまた後日まとめてでも。



・追記

 ブログが徐々に復調しているようですが、まだ表示されないことがあるようです。

 サーバーからの連絡は全くないので、なんとも。

 不具合報告はまた後日。