自転車強盗どもに告ぐ

 再び持っていかれる。

 うーん、今朝は急いでいたので、死角に止めそびれたのが敗因か。

 しかし、いま住んでいる所は引き取り費用が5000円。



 自転車回収をしているのは善意ある人なのだろうからあまり酷いことは言えないが、事前にシールなどを貼ってくれればいいのだが、警告なしに持っていかれるとはもうすこしやりかたはないもんだろうか。



 今回を除いても、僕は過去二度持っていかれたことがあるのだけれど、片方は喫茶店で軽く本を読んでいる最中だった。その程度の駐輪すらアウト。ちなみにウチの母も、駅で買い物のため30分とめていただけで持っていかれたという。



 まあ、放置が交通の妨げになるというのはわかるのだが……喫茶店に入ったりして地域にン千円とか取られるというのはどうにも腑に落ちないものがある。

 



 あえて言葉を悪く言えば、自転車回収をしている人というのは、自転車に乗れない、あるいは乗ったことの無い人間か、あるいは自転車という乗り物のことを二つのわっかがついているものとしか見ていないスポンジ低脳の持ち主であると僕は思っている。



 自転車は、無料で、かつ自分の意のままに動く、非常に小回りの効く乗り物である。金がかからず、いろいろ動け、ちょっとしたところに止められる(もちろん迷惑にならないようにする必要はある)。



 それが自転車というものの利点なのだ。

 ただ闇雲に止めてある自転車を回収するという行為は、それらの利点をすべてをつぶす行為だということを、回収している人間はわかっているのだろうか? 

 何度も言うが、交通の妨げになるようなところに放置するノンマナーな人間はいる。それは良くない。しかし僕のように自転車をメインの交通手段としている人や、ちょっとしたお出かけに使うような人は多くいるのである。

 

 そんな人にとっては、自転車撤去は、権力を傘にきた単なる強盗行為であり「足を返して欲しければ金を出せ」というなんとも卑劣な恐喝に他ならない。

 

 管理などの職務に携わっているシルバー人材センターの人には深く同情する。悪いことは言わない。スポンジ脳の役人の下働きは、脳に悪からやめておいたほうがいいと思う。アルツハイマーを早める。





 まあ、いろいろ言ったが必要だから金払って明日取りに行こう……クソ。



 あ、追加で千円出すごとに、職員一人の顎をハンマーで砕いていいなら3万円とか払ってやってもいいですね。むしろ四月分の給料全部区にやるから、東京の自転車回収業者の頭骨をすべて叩き割らせてくれと言いたいくらい。



 極端かもしれないけれど、自動車全般が大嫌いで、電車にすらもいやいや乗っているような男にとっては、自転車を取り上げられた怒りは海より深い。