バイオハザード4!

バイオハザード4

カプコン


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 というわけで、本日より週刊ヘタレTからほぼ日刊ヘタレTに戻りました。

 しかし、仕事から帰ってきてブログを書くというのはなかなかに疲れるので、活字量的には短くなることが予想されます。

 まあ、そのあたりはご了承くださいということで。



 

 で、久しぶりの更新はゲームレビューから!

 『バイオハザード4』でございます。



 実は僕はこの『バイオ』シリーズのファンで、GCで出た「0」と、インターネット対応のアウトブレイク以外は一通りやっていたりします。

 さて、今回の『4』はゲームシステムを模様替え。『2』の主人公でもありましたレオンの主観視点ゲームとなりました。そういう意味では最近映画化された『ドゥーム』とかの流れですね。



 それがよかったのか悪かったのかと考えると……なんだかなぁ、という印象。新しい面白さは増えたけれど、バイオっぽくなくなったという点ではマイナス。ところどころに武器商人がいたり、敵がアイテム落としたりと、なんというか「メタなシューティングゲームっぽくなった」という気もしました。

 『バイオ』シリーズって、極限状態からアクション等を多用して、少ない弾薬を拾って節約しながら進んでいく――という点が、当時からして斬新だったわけで。そこが消えてしまったのは残念ですねぇ。





 だけどあのストーリーは何とかならないものか。いきなり現れた敵ボスが高笑いしながら名乗るベタベタさとか……。レオンが当局の人間で、無線で指示を受けながら進むメタルギアみたいな展開とか……。結局通信回線が乗っ取られて、ただ都合がいいシーンでボスが連絡してくるみたいな部分とか……。エイダとのことや、クラウザーとのとってつけたような設定も鼻につきます。

 正直、『1』『2』『3』『ベロニカ』と比べるとやや見劣りします。



 しかし、その分面白ヤリコミ要素は豊富。

 何周もできるつくりになっていますし。そのあたりを増やしたのは、なかなか好感が持てるところです。

 



 うーん。総評としては、ゲーム性の方面に特化した作品だといえるのではないでしょうか? もう一歩踏み込みが欲しかったところです。

 『4』との間を繋ぐ作品ができれば評価が変わるのかもしれませんけど――。

 

 あ、でもレオンは口が達者になったなぁ。作中で多用される「……なけるぜ」という台詞は、僕の中でしばらく流行語になりそうです。