ガンスリの6巻

GUNSLINGER GIRL 6

角川(メディアワークス)
相田 裕

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 どうにも僕の知り合いの知り合いにはすごい人が多いです。

 急川さんのお知り合いの脚本家さんや、同じく(この方は僕も直接合ったことあるんですが)某ジャニーズタレントが出ているテレビ番組のディレクターさんとか、その方面は多岐に渡ります。



 実はその知り合いの(こちらは急川さんではないです)知り合いに漫画家さんもいて、それがこの相田さんだったりするのですが。

 すげーなー、ちょっ足を伸ばせば一線のクリエイターさんばかり。

 

 さてそんなわけでガンスリです。

 今回の巻は頭2話分がジャンさんのお話。あとはすべてペトラ編です。



 前者のほうは、ジャンさんマジご乱心。海に落ちたリコを助けるため、マジ飛び込みするし。幽霊と話してるし。

 確かに今まで「クールな仕事の鬼」であるというイメージが強かったジャンさんですが、過去が追加されたことで果てさて今後どうなっていくのでしょうか。

 あれ、そういえばこの世界の義体って水に浮くのかなぁ? ちなみに『攻殻』だと浮かなかったはず。

 

 で、ペトラ編。

 この子は同人時代の相田さんの本からもっとも変化したキャラでしょう。

 本来のペトラは黒髪ロングでAK使ってたはずですが、黒髪のアサルトライフル使いという意味でアンジェと被ったのか、赤髪長身のアダルトなキャラクターになりました(ほかにもAKだと公社お得意の市街戦できねぇよ、という理由かもしれませんが)。

 しかし「バレリーナを目指すロシアの少女だったはずが、怪我を直すためにイタリアへ行ったら、外見も人格も変えられ公社の犬と化した」という過去に強いものがあってその上で義体化したというキャラなので、今後の展開が気になるところ。他のキャラクターは大怪我をしたとかそういう理由で義体の候補になった子ばかりなので、ペトラはその点特殊です。

 この子、どっかで過去のこと思い出しそうなんだよなー。任務でバレエの舞台に行ったときとか。



 まあ、とにかく今後の展開期待。



 しかし、旧ペトラのAKもすごかったが、新ペトラの獲物は別の意味ですごい。

 イタリア製スペクトラM4か……。マイナーではあるが純イタリア製の武器をメインウェポンにしているのはペトラだけ(ジャンさんとかのベレッタ以外)。

 薬による記憶操作で、ロシア人ではなくなった。そしてイタリア人として扱われるようになったから故のこの銃のチョイスなのか……。たしかにこの状態でAK使ってたら変ではあるが……。



 それ言ったらドラグノフつかってるリコとかどうなるんだ。