短編の話

 最近更新率が低いせいか、アクセス数が70前後まで落ち込んでました。いやー、それだけ検索ロボが回っていたということですかねー。まあいいか。



 さて、最近文芸同好会の締め切りというものがあったのですが、残念間に合いませんでした。別の嫌な言い方をすれば、間に合わせませんでした。

 というのも夏に長編を一本上げて以降、どうにも書きたい事が膨らみすぎる嫌いがあるようで、なかなかまとまりません。また、小さくまとめた物語を頭の中で出来ても、どうにも書き足りないというか、要素を含ませ足らないという感じがして、マジでこれはたから見て面白いのか? と自問自答してしまうからです。

 実際いくら構想しても「書いていて面白いけど、読み物としては面白くないよな」という話がいくつか(頭の中で)出来上がってしまいました。



 いつか書いたような気もしますが、小編、短編小説って難しいですよね。

 何を言い含ませたいかっていうのを絞りきらないと、綺麗には仕上がらない。絞りきったとしても、それが上手く書ききれるかはまた別問題であるという事実。

 ストーリーを書くには短すぎるし、キャラを立たせようとすると強引過ぎて滑稽になるし、世界観など書き込めるわけもないし、かといって表現のみに凝りすぎると良く分らなくなる。僕の短い経験上では、どれの濃度を上げようとしても失敗する危険性が高くなります。

 かといって全て控えめにすると薄味なありきたりのものになってしまいます。

 まあ、それらを補って読ませるのが短編の本懐なのでしょうが……その要素がなんであるのか、僕にはイマイチ漠然としか分りません。見えかけている答えは結局、要素の……バランスかな? と。



 短編書きの方、何かノウハウ下さい。

 禁止ワード「雰囲気」「感性」。創作理論的な回答を求めたい所存。