HDD整理中。

 整理していたら、変なものがでて来ました。

 

 リプレイの例として書いたやつですが、某所でのTRPGネタがを使ってます。転載すまない技術点3点くん。

 しかし、なんだこれ。いつどこでなんのために書いたんだろう。

 ちなみに、TRPGやっている人にしか分からないネタです。



X=GM

A=ファイター

B=シーフ

C=プリースト

D=ソーサラー



X「さて、ではゲームを始めよう。キャラクターシートの準備はいいか? ダイスを振って殺したり殺されたりする準備はできたな? では、シナリオ開始だ。……君達はいま、洞窟の前にいる。入り口が苔むした、ほとんど人が入った形跡のない洞窟だ。どうやらこの奥は伝説の赤き龍が住む谷へと通じているらしい。赤き龍からオーブを受け取ってくるのが君達にかせられた使命だ。そういう設定」

A「くっ、なんて横暴な!」

C「おいファイター。どこに向かって話しているんだ。洞窟はこっちだぞ」

D「全く。なにを考えているんだ。前衛がこれじゃ先が思いやられるぜ」

B「よー、はやく前を行けよ。扉を見つけてくれないと、俺動けないし」

A「そうだなって、シーフ! てめえが前に進んでワナを外したり、ワナにかかったりしろよ!」

C「おいおい。それじゃあ君のHPの意味はなんなのさ」

D「全く。なにを考えているんだ。前衛がこれじゃ先が思いやられるぜ」



X「そんなショートコントをしながら、君達は洞窟に入っていった。そこには、椅子に腰掛けて、ナッツを食べている老人がいるぞ」

A「あれ、さっき『ほとんど人が入った形跡がない』って言わなかったっけ?」

B「気のせいだって。俺調べなかったから、人が入っていたかもしれないだろ」

A「調べなかったくせに偉そうに言うなよ!」

C「まあまあ。とりあえず老人に話を聞いてみよう。ひょっとしたら、何か洞窟の情報を知っているかもしれないぞ」

D「全く。なにを考えているんだ。前衛がこれじゃ先が思いやられるぜ」

C「もしもし。すいませんが」

老「おおよく来たな若者度どもよ! ナッツを食わんか?」

C「……は? いやちょっとお話を――」

老「まあそれはともかく、ナッツを食わんか?」

B「爺さん。ここの洞窟に住んでるのか?」

老「そんなことはどうでもいいから、ナッツを食わんか?」

A「強いモンスターがどこに住んでるとか、わかるか?」

老「よくわからんが、とにかくナッツを食わんか?」

D「全く。なにを考えているんだ。前衛がこれじゃ先が思いやられるぜ」

老「ほうほう。前衛が使えないと申すか。パーティを変えてはどうかな」



…………。

A「おいどうする?」

B「どうにもやばい爺さんだな」

A「毒でも入ってるんじゃないのか? あのナッツ。気を許して食ったら、きっと体が紫色になるぞ」

C「ソーサラーの問いだけにはしっかり、しかも建設的な答えを返してるのが気になるな」

A「しかしさっきからこいつも同じことしか言ってない気がするんだが」

D「全く。なにを考えているんだ。前衛がこれじゃ先が思いやられるぜ」

老「相談はそこそこにして、ナッツを食わんか?」

A「うるせぇな! いま取り込み中だ」

老「ナッツを食えば心が安らぐぞ」

C「どうする?」

A「やっちまうか」

B「しかし、普通の奇妙な老人だぞ」

C「人の立ち入らないダンジョンの最初の入り口で、椅子に腰掛けてナッツを食う老人が普通かボケぇ!」

B「やば、未知の恐怖にプリーストが切れた!」

老「近頃の若者は忍耐がないのお。ナッツを食えば」

A「デストローイ!」

X「老人は、死んだ! 老人は木の実を落とした」

B「……あれ! えらくあっさり死んだぞ。怪物かと思ったのに」

C「え、じゃあの木の実は? ちょっと食ってみよう……。う、うまい!」

X「じゃあプリーストのHPが12点回復した」

B「あれ、いい爺さんだったんじゃ……」

A「ダンジョン入ってすぐにいる爺さんを信用できるわけがないだろ! くそ無駄な体力使っちまったぜ」

D「全く。なにを考えているんだ。前衛がこれじゃ先が思いやられるぜ」

A「お前はもっといろいろ気にしろよ!」



X「ナッツ爺さんのワナを潜り抜けた一行。しかしそれはダンジョンの第一室をクリアしたに過ぎない! 彼らの旅はまだ始まったばかりなのだ!」





 いや、もう意味わかんないや