迷った!

 えー、新橋は変な町です。



 普段東京の田舎のほうで暮らしているせいか、まるで立体ダンジョンに迷い込んだかのような錯覚を覚えました。

 まさにコンクリートジャングル。あそこでサバイバルゲームでもやったら面白そうだろうなぁー。深夜とかならものすごく人いなさそうだから……。

 そんなバカなことを考えながら、歩いていたら見事に迷いました。

 ギリギリで目的地に到着。



 そして、前のブログでも話した『電通』ビルの中へ。

 なんと40階ほどもある高層ビル全てが電通の持ち物です。

 さすが百年続いた老舗であり、広告業界の老舗。

 中に入ると、一流企業の空気とでも言うべきか、なんというかものすごい場違いな雰囲気がありました。

 恐縮しながらお話を聞き、広告ミュージアムを見て帰ってきました。



 その中で、非常に興味深いことが聞けました。



 『広告』というのは、限られた時間、あるいは区画をどのように使って、商品などをアピールするか、という非常に高度な表現テクニックが使われます。

 そのためにマーケティングなどを徹底し、営業でクライアントの意思を取り込み、それを反映してより良い広告を作ろうとしているのですが……。



 そのなかで「人の心をつかむものを作ることのプロ」三原則というものを話されました。それは、

 1.相手は選べない

 2.相手は勝手なもの

 (なので、そこは割り切れという意)

 3.評価は相手がする

 ということでした。



 これは何にでも通じることなのではないでしょうか。

 例えば「相手」を「読み手」に代えてみましょう。

 ……小説書きの心構えとほぼ一緒ですねー。



 授業では、「上司」に変えてみると……(笑)というユニークな発言が飛び出しましたが、結局一人の人が他者にアプローチするときには、根底に必ず発生することなんじゃあないかなぁという気がします。

 いやー、良いお話を聞かせていただきました。



 しかし、その後のミュージアムショップ見学でまた迷子に。

 のわー。



 しかもその後は、再び江東区某所です。

 電車代節約のために少し歩いたもんですから足が痛い……。