PSPソフトレビューラッシュ! その1

煉獄 弐

煉獄 弐


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 というわけで、ハドソン煉獄です。

 基本的にはサイバーACTという感じですね。

 でも、ストーリーらしきストーリーはありません。



 こいつはかなりイイ設定に原因があります。

 激化する戦争、そこで開発された戦闘用サイボーグADAN。

 兵士をベースに、液体金属を用い、体のいく所にさまざまな装備を装備・行使する能力を会得した彼らは、次々と戦争に投入され、大きな戦果を上げていった。

 

 時は経ち戦争は終わった。

 しかし彼らは英雄にはならなかった。破壊されても液体化し、自らを再構成するサイボーグたちは、どうしようもない廃棄物だった。

 そこで、偉い人は考えた。



 彼らを塔に閉じ込め、互いを殺し合わせて人々の見世物にするということを……。

 以後、その塔は、兵器たちがひたすら終わらない殺し合い続ける――「煉獄」と呼ばれるようになった。



 そのなかの一人が、戦いの中でふと改造される前の記憶を取り戻しかける兵士が主人公です。

 

 というわけで、ゲーム的にはボスを倒し、塔を上るたびちょっとづつ記憶に関わるイベントが挟まるだけで、あとはひたすら同型のサイボーグと戦い続けるものになっています。

 そのせいか、シナリオを求める方には淡白かもしれませんが、ACTとしての動きや面白みはかなりいい感じです。

 あとはロードの手軽さもPSPソフトでは大事なトコですが、そこもストレスを感じさせません。いい感じです。

 

 いや、この設定が超俺好み。

 そしてイラスト。

 末見さんの描くメカ絵は、生物的で、この設定と綺麗にマッチしています。



 ハドソンってこういうのも作ってるんだなぁ。

 ボンバーマンともはやどこが桃太郎なのかわからない電鉄のイメージが強いんだけど……。



 しかし、相変わらずバグってるなーブログ。

 そろそろ引越し時か……。